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『【新歴史探訪】みたいな〜〜、』

〜アントニオ猪木にまつわる二つの偶像〜

 住居が池上本門寺最寄りになって随分経つが、転居して来た時の一番のモチベーションは池上本門寺にある力道山の墓地を訪れることだった。なので、当然、来て直に墓参りをした。
 この寺はその墓が示すようにプロレスと縁が深く、節分にはその時々のスターレスラー達が豆を撒くことが長年の恒例となっている。
 力道山に関しては、政治及び裏社会との繋がりが生前より非常に強い人だったが、同じくここの寺に眠る彼と因縁浅からぬ強者達、大野伴睦(日本プロレスコミッショナー)、児玉誉士夫(日本プロレス協会会長)、町井久之(日本プロレス協会副会長)等の名を見るにつけ、引退後、事業家を経、政界進出をも視野に入れていたことが確信として実感する。
(因にもう一人の日本プロレス協会副会長は田岡一雄。バルサ“MSN”並の驚愕のスリートップ……)

 さて本題に入ろう。
 筆者に執って非常に薄い記憶だったのだが、以前、この寺の仁王像が、力道山の愛弟子、「アントニオ猪木をモデルにして作られた」という話を聞いたことがあった。力道山の墓とは別に、移住後、即この寺を訪れたもう一つの目的が実はその確認だった。
 だが、実際の仁王門にある二体の仁王像のプロポーションはどう見てもトンガ・ザ・バーバリアン(元朝日山部屋力士:幸ノ島)以外の何者でもなく、燃える闘魂の断片すらまるで窺えない。

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 謎を謎のまま忙しさにかまけ、数年、猪木仁王像の探求をほっぽり出したままだったが、先日、とある切っ掛けで、その像の現在の収蔵場所を知るに至った。
 作者は圓鍔勝三(えんつば かつぞう)。日本芸術院会員で文化勲章まで受賞した著名な彫刻家で、1978年に再建された仁王門に当初祀られた。
 仁王像の常、屋外での常設ゆえに劣化が激しく、近年修復作業が行われたらしい。修理を機に仁王門から撤去され、メインの建物である大堂の裏手、本殿に移された。
 そんな経緯と収蔵場所を知ったら、猪木フリークの一人としては見ない訳にはいかない。先日、早速訪ねてみた。
 この本殿というところは日頃から人影が殆どなく、一人で行くのが怖い様な場所なのだが、建物に入って直ぐ、上下に別れて確かに像はあった。
 自然光がフェルメール調(?)に差し込む様は、偶像と云うより観賞用の彫刻作品の趣が強い。

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 さて、肝心の、実際の作品を見ての猪木指数だが……、……、ちょっと首をかしげる程、猪木感が乏しい。
 だが、そんな筆者の印象とは別に、この様に写真資料も残り、圓鍔の遺族の証言として、「圓鍔は猪木ファンであった」という一文が掲載された印刷物も残っている。

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 この写真をもとに、塑像原型の作成を経、本格的な木彫に移行という手順だったみたいだが、圓鍔が実際の猪木と向き合ったのは、この写真撮影の時だけで、そこでのイメージをもとに後の制作が進められて行ったということは、“猪木の肉体の模写”と云うより、“猪木の肉体へのオマージュ”という方が作者的にもしっくりくるのではないだろうか?

 さて、猪木偶像の大本命だったこの像の猪木指数が期待に反して低調だったからには、やはりこの像が決定版として浮上する。
 村田善則作「アントニオ猪木ブロンズ像」。
 プロレス週刊誌三誌競合時代を知っている世代は、必ず見たことがある、あの通販広告のブロンズ像。思えばこの商品、フィギュア販売のルーツ的側面も持つ。

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 当時、皆にその名ばかり知られ実態が謎に包まれた彫刻家、村田善則。いったい彼は何者なのだろうか?
 その答えは、ある程度のプヲタなら皆知っている。
 実は、村田は専業のアーティスではなく、日々、熊本で『ビアホールMAN』という名の飲食店を営むマスター。当然、美術学校など出ておらず、彫刻も完全な独学。
 この猪木のブロンズ像も、懇意にしていた坂口征二が店を訪れた際に投げかけた、「マスター、猪木さんを作ったらどうですか?」との言葉が切っ掛けだったとか。
 その後、村田が作った猪木像は実に二千体以上。そしてなにより凄いのが、御歳82歳の今も店の厨房に日々立ち続けていること。

 高名な寺の仁王像と週刊誌の通販ブロンズ像。
 芸術院会員と飲み屋のマスター。
 それぞれの作品の出来と猪木との関連性など、ここではまったく意味をなさない。
 なぜなら、この聖と俗の混濁した特殊空間こそが猪木プロレスの猪木プロレスたる所以なのだから。

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illustration by ⒸSOHMEI ENDOH
# by sohmeiID | 2016-07-28 22:43 | 大きなお友達絵日記

注釈

の山。。。
っす。

360個程の注釈付け。
かなりしんどいです。

今、やっとこ160個。
注釈_f0055010_1521548.jpg


平行して、
これ入稿。
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リハーサルの立ち会いやら、現場も続き、
くたびれた。。。

ちょっと休んでから、
また、
注釈、注釈、注釈、注釈、注釈、注釈、、、、、、、、、、、、。。。。。
# by sohmeiID | 2013-08-22 15:24 | 大きなお友達絵日記

校正

週間ですね。
お盆だというのに。

昨日、均整術に行ってきたので比較的体調いいです。
大体、翌日が一番快調。

これ、
今、校正メール入れて、
校正_f0055010_0205819.jpg


終日、
これを校正。
校正_f0055010_021394.jpg


ゲリラ豪雨の時は外食していて丁度免れた。

結構、基本ついてるんです。
ありがたいことに。

では、
引き続き鋭意校正続けますわ。
シゲちゃん(ex.カルメン・マキ&OZ)の校正が届けば、多分、明日で見えそうだし。

そんなとこです。
# by sohmeiID | 2013-08-13 00:25 | 大きなお友達絵日記

小玉

(現こだま)さんのインタビュー本の終盤です。

ご本人の赤入れに準じ、
校正入れてる感じです。
1週間はこれにかかりそうです。
小玉_f0055010_1858487.jpg


飯は食べるので、
「もっとコロッケな日本語を/東海林さだお」をひっぱりだして、
食事の時読んでいたら、
対談がヤバいですね。

vs高橋春男
vs阿川佐和子

結構、エッセイとインタビューの極意を惜しげもなく語っている。

阿川さんも、東海林さんもインタビュー(対談)の下調べ、「あんまりしない」と言うけど本当かな?

俺はかなりやります。
でも、使うのは2割いくかいかないか。

DJで、重いアナログ盤を200枚持って行って、使用するのが30枚ってのに似ている。

まあ、
とはいいながらも、真似が出来る範疇の人達ではないので、
なにごとも自分らしくねww

明日も継続してその仕事。
夏に働くのって、辛いね。。。。

そんじゃ〜、また!
# by sohmeiID | 2013-08-01 19:03 | 大きなお友達絵日記

富士

(FUJI)ROCKっすね。

洋平君の獲得票数が尋常じゃなかったですね。
始動しだしました、喜納さんが動かしたトリガーが。

そんなことお構いなしに、争いの好きな人たちは、
M・Aが今回のネット選挙の象徴と讃えます。

惑星<島。。。
ホントセンスないね。。。

こだまさんのインタビュー本と、
急に入った広告仕事で、
獅子てんやわんやです。
ぴよこちゃんってことです。

急ぎその為の絵描きました。
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それにしても、先日のアリサのライブの、シゲちゃん(ex.カルメン・マキ&オズ)のピック使い凄かった。
正に、ロックレジェンドです。
(なのにピック忘れてかっちゃんに借りてるしwww)

で、疲れたので寝ますzzzzzzz。。。。。
# by sohmeiID | 2013-07-25 18:52 | 大きなお友達絵日記